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インターハイ・国体通算5回全国優勝等、剣を極めた
若武者が育った鏡野町スポーツ少年団剣道部を訪問
(苫田郡鏡野町)
 「鏡野」と云えば、全国優勝5回するなど勇名をはせた故表江智舟先生率いる鏡野高校剣道部(昭和60年3月廃校)が有名です。現在は、同先生から指導を受け活躍した選手が、「剣道王国鏡野」を益々発展させようと鏡野町スポーツ少年団剣道部を指導されています。

今回、県剣道連盟普及委員の大林秀行、宮本謙治、福田邦男が、平成29年11月10日(金)鏡野町スポーツ少年団剣道部が稽古に励んでいる鏡野町女原地内の旧奥津中学校体育館を訪問しました。
 鏡野スポーツ少年団剣道部の活動は、大変活発で、本年の都道府県少年剣道大会に出場し優勝したメンバーが同少年団に所属しています。歴史等を含めた活動状況などを指導者代表の秦野邦男先生(教士7段)にお聞きしました。
 
 

秦野先生の言葉

  「昭和60年に鏡野町スポーツ少年団剣道部として発足しました。以前は、鏡野町には6地区に剣道教室がありましたが、少子化により6教室を一つにまとめました。現在団員は29名ですが、徐々に増えてきています。(鏡野町の人口は約12,000人)
 保護者の中には、学生時代剣道をしていて、この地に嫁がれ剣道を再開し、その子どもさん(3姉弟)とともに稽古に励んでいる人もいます。
 大切な子どもたちですから、私が表江先生から指導を受けた正しい剣道を伝え、生涯剣道を続け立派な大人に育ってほしいと願い指導をしています。
 指導者は、私のほか、宇佐美勝正先生(教士7段)・西山伸二先生(教士7段)が技術面を中心に指導にあたってくれています。」



 さっそく宇佐美先生による竹刀を持った基本稽古の指導が始まりました。
 この日は、日頃、切磋琢磨し技を競い合っている津山市院庄剣道教室の団員15名が加わり総勢44名の少年剣士が稽古をしていました。宇佐美先生は「剣道は常に先じゃー。先にかけ攻めて打て・打ち切れ、手と足がバラバラになっとる。」と体育館をいっぱい使っての摺り足、打ち込みの指導をされていました

 続いて西山先生による防具を着けさせての基本稽古の指導が始まりました。「左足が悪いで、左足を継いで打つな。」と指導され、両先生とも自ら模範を示しての熱血指導をされていました。
  最後は我々委員・保護者8名も加わった指導稽古。「さすが鏡野少年剣士。」「思わず打たれる場面も?」あり、約2時間の稽古は少年たちは真剣そのものでした。

  保護者からは「走るのが早いから陸上部に入部させようと思ったが、子どもが、仲間がいて競い合えるし、先生は厳しいが丁寧に模範を見せてわかりやすい指導をしてくれるので剣道のほうが楽しいので剣道を辞めない。と言っている。」との声が聞こえました。

 先生方は「我々指導者も子どもたちと共に剣道を学び修練し、子どもたちは共に競い合って人間的に大きく成長をしてもらいたい。」と話されていました。
 故表江先生から指導を受けた「智・仁・勇」の教えを少年たちに伝承する使命があるという先生方の強い意気込みが感じられました。
 鏡野町スポーツ少年団剣道部の益々の発展をお祈り申し上げます。

平成29年11月  岡山県剣道連盟 普及委員会